二羽のウサギを捕まえたいなら・・・

「二兎を追う者は一兎をも得ず」

二羽の兎を同時に捕まえようとする者は、結局は一羽も捕まえれない。

二つの物事を欲ばって、どちらも失敗したり、中途半端に終わるものである。

・・・と、言う事デス。(笑)

「はじめて教室」を公表して四日が経ちました。

おかげさまで、お問合わせも来ています。

ありがとうございます。 自分でも驚いています・・・(笑)

その内のお一人。

なんとまぁ!18才の大学生の男の子でした。

もちろんミシン掛けなどした事もない・・・ご様子。(苦笑)

しかぁ~し!ミシンは持っています・・・との事。

???・・・放射状に私の頭から、?クエッションマークが放出された瞬間!デス!(笑)

私と数回メールで話してみて、考えなおしたみたいです。

「はじめて教室」ではレディースの原型の写真を載せ

「自分の体に合わせて原型を作る」・・・と、言っています。

・・・にも、関わらず「男子」からのお問合わせ。(苦笑)

でも男性でもレディースのパタンナーはいますから、

なんとかしようと思えばなんとかはなる・・・?(苦笑)

・・・基本的には「女性」の方が対称です。よろしくお願いします。(笑)

私が、彼に対して腑に落ちなかったのは・・・

18才で大学生。と、言う事は1年生ですね。

大学に入って1年にもみたない内から「二足のわらじ」を穿こうとしていた事です。

私は専門学校を4年通いました。

最初の2年は高知の文化、後の2年は新宿の文化(夜)です。

我が家は貧乏をこじらせたような家だったので(笑)仕送りなんて事は、

はなっから私は望んでいませんでした。

高校の時に父に「昼間働いて、夜学校(文化)に行きたい」と言いましたが、

お察しの通り良い返事はもらえませんでした。

私は小学校4年生まで高円寺で暮らしていました。

父は16から36才までの20年。

他の親御さんと違い、私の両親は東京での暮らしが、どんなものかを知っていたので

東京へ行く事にたいしては反対はしませんでした・・・が、

私の言った「昼働いて、夜学校」

この事に対して父は賛成してくれなかったんです。

あの時、父に言われたのは・・・

「お前が、やろうとしている事はゴムを目一杯伸ばしてから始めるのと一緒」・・・

「お前みたいに最初の内は、私はやるんだ!俺はやるんだ!て、言ってても

その内、どっちかがつぶれて来る」・・・

そういう人を何人か父は見ていて、結末の想像が付いていたようです。(苦笑)

そんな父からの提案が・・・

「高知の学校に2年通えば、多少手に職も付いて職の当ても付くようになるし、

歳も二十歳になれば、今よりも頑張りが利くようになるから、

その時に単身東京へ行けばいい・・・と、俺は思う」

・・・父の言う事を聞いて、今現在にいたっております。(笑)

私は、この時の父とのやりとりをこれまで何度となく思い出す瞬間がありました。

そして今回も、この18才の彼との事で思い出しました。

希望したであろう大学に入り1年のも経たない内に服のパターンの勉強をしたい・・・とは

彼にどんな心境の変化があったのかは、わかりませんが・・・。

ヤル気は十分にありましたよ・・・(笑)

「宿題でトワルのミシン縫いがありますよ」と、申したところ

「教室が始まるまでには、太刀打ちできるように頑張ります!」

・・・と、言って来ましたからぁ~(笑)(ミシン掛け、ほぼ未経験・・・デス)

その情熱・・・あやかりたい(笑)

私にも思い当たる節がありますが・・・どう言う訳か若いと余計にあせる。

50オーバーにもなれば、全然そんな事ないのに・・・って思いますが

若いからこそ「時間がかかる事」「時間をかけないといけない事」が、わからないんですね。

・・・きっと。(笑)

「機会があれば、お会いしたいです」と言ってくださいました。 是非、私も!(笑)

 

「二兎を追う者は一兎をも得ず」

ウサギちゃん二羽を同時に捕まえようとするから無理なんです。

一羽づつ捕まえれば二羽の「かわいいウサギちゃん」は自分の所に来てくれるはず・・・。

二羽とは言わず、三羽でも・・・よろしかったらどうぞぉ~。(笑

 

 明日も全力。