縫 製

(仕事、professional魂)

自分の目で見える範囲が「世間」ではないと、知っているつもりではいましたが・・・

SNSをやり始めてみて・・・

工場は別ですが、この「縫製」を生業としている人の多さに正直、驚いています。

私の友人もスタイリストの方から仕事を受けて縫ってます。

彼女は高校卒業後、縫製工場に就職したので正真正銘の「プロ」です。

彼女は言いました・・・「私、縫うのが好きだからぁ」って。

私からすれば、そう言い切れる彼女は「尊敬」以外の何者でない。

一応、私も・・・高卒でパタンナーにはなれないので専門学校に通いました。

・・・で、コートまでは終了はしています。(ハハッ)

パタンナーになりたくて専門学校へ行ったので、目的通り、予定通り。

両親共々、一応「良し」となっております。・・・が、

しかしながら「縫製」と言うカテゴリーは嫌いではないですが、好きですとも言えない。

(苦笑)

学校の勉強も「文科系」より「理数系」の方が、まだ受け入れやすかったデス。

決して「勉強が出来る」と言うのではない。

答えがスパッ!とハッキリ出て来るから正解不正解の区別がつきやすいですね。

そう言った意味でパタンナーと言う職業を変えずに済んだのは

「ここを、こうすればあんな感じになるはず」とか

「これをOOcmにしても、こっちで足りなくなる」など・・・

物理的に考えるのが楽しいと思えたからかもしれません。

ところが、たとえ物理的でも現実と向き合う「縫製」は考えるだけでは済みません。

今ある現実の問題解決をして、何とか仕上げないといけないですね。

そんな局面を何度も乗り越えているから縫製の人は強いんだなと、私は思っていますが・・・

そう何度も、工場を窮地に追い込むような事があるようではパタンナーとしてどうなの?

とも、思ってしまいますけどね。(苦笑)

基本的には「手間を惜しんではいけない」と思っています。

後輩達にも、そう言った事も何度もあります。

 

しかし残念な事に「縫製」と言う動作に入ると、どう言う訳か

本来、生まれ持った「ずぼら」な性分がチラホラと出てきますねぇ~。

「まぁ、これぐらいでイッカナァ~!?」「まっ!こんな感じで・・・」

「こんだけやれば充分デショ」・・・

何かを縫っている時は「妥協」と仲良しになります。(ハハッ・・・)

特に「妥協」と大親友になるのは「アイロン」の時デス。

自分なりに理由は分かっています。

1 手順をきちんと組み立てて考えていない。

(一応「小さい場所から大きい場所へ」とは考えています。学校で教わりました)

2 最初にプレスした所が他をやっているうちにシワになり、再度プレスしなおす。

  その堂々巡りのような感じに疲れてしまう。

3 上手に出来ない→キレイにならない→妥協する→上手に出来ない→キレイにならない

  ・・・負のスパイラルでゴザイマス。   私が一番好きなのは「後身頃」デェ~ス!!

・・・やっぱり

製図考えて、カチャカチャCADをやっている時が一番楽しいですかね。(苦笑)

まあ、それが正解と言えば正解なんですけどね・・・。

ところが、ここ最近

不得意を不得意のまま終わらせるのはどうかな?と、考えるようになりました。(ハァ~)

SNSを通して・・・「こんなの作りましたぁ!」 とか、

子育てをしながら 「今、学校でこんなの勉強してまぁ~す!」など。

そんな投稿を拝見すると本当に感心してしまいます。・・・皆さん立派!!

「反省」と「感心」は得意でぇ~す。

でも「縫製」は不得意でぇ~す。(苦笑)

(・・・ちと、考えねば。)

 

 明日も全力。