半分頑張って「50点」

(仕事、「お暮らし」)

とにもかくにも、子供の頃は全然、勉強しませんデシタ。

「読書好き」の父も、うるさく「勉強しなさい!」・・・とは、あまり言いませんでした。

父によく言われていた事は「何事も途中でやめない」と言う事だけです。

ただ、勉強に関して言われたのは「50点は取れるようにしておきなさい」です。

その理由は・・・

0点の人が100点取ろうと思ったら「100」頑張らないといけないけど

50点の人が100点取ろうと思ったら、あと「50」頑張ればいいから。

・・・と、言う事でした。

「冷酒(ひやざけ)と親父の説教は、あとから効いてくる」

浪花節のような事ばかり言っていた父。

酒の飲めない私に、あとから効いてきたのは「親父の説教」だけです。(笑)

この父の言っていた「50頑張る」に、ずいぶんと私は励まされています。

「0 か 100」「白 か 黒」「出来る か 出来ない」・・・何事も二択とは限りません。

「50」もあります「グレー」もあります「出来る所まで」と言うのもあります。

・・・て、私は思っています。

何事も「どっちか」と考えると窮屈にもなり、発想も豊かには広がってはいきません。

私は仕事がら「ココをこんな風にしたいんですけどぉ~・・・」って、よく言われます。

そんな要望が物理的に無理な時がよくあります。

でも、そこで「出来ません」と、言って良いのかどうか迷います。

なぜなら、その人が何処までの事を望んでいるのかが分からないからです。

 

「ココを10cmは無理デショウ・・・頑張ってせいぜい6cmぐらい?」そんな風に進行して

見せてみると、意外と「あっ!これで良いの・・・」て、返ってきたりしますからね。

 

つまり、その人に取っての正解は「60」だった訳です。

そんな事は、よくありますよ。

こんな時に、頑なに「デキマセン!」と言ってしまっては何も進まなくなってしまいます。

「頑張れるところまで頑張ってみる」・・・大切ですね。

この頑なに「出来ません」と言ってしまうことは、

やろうともしないで諦めてしまっているの一緒デス・・・って、私は思います。

どこまでできるか分からないけど、せめて「半分」を目標に頑張ってみよう。

やり始めは、そんな気持ちでも「50」が「70」や「85」に変わっていくかもしれません。

どんな事でも、上手になったり、知識が豊富になると、うれしいもんです。

やろうともしないで始めから諦めてしまっては、

そんな「自分の成長」とも出会えない訳です。

 

事実、私がパターン教室を思い立った時も・・・

「なかなかハードルの高いモノに目が向いてしまったもんだなぁ~」

なんて思っていました。(アハハッ)

「実際に種を蒔いてみないと、本当に花が咲くかどうかは分からない」そんな気持ちでした。

あの時は、アナログ人間のこの私がSNSを使うようになるとは思ってもみませんでした。

ましてや、こうして「ブログ」を書くようになろうとは夢にも思っていませんでした。(笑)

自分でも知らなかった「新たな一面」に、ビックリ仰天!デス。(笑)

「花なんか咲かない」と諦めていたら、こんな自分とも出会えませんでしたね。

何事も、やってみるもんですね。(笑)

最初から「100」を目指すと、くたびれてしまいます。

欲張らずに、まずは「50」を目指して楽な気持ちで「はじめのイィ~ッポ(一歩)」デス。

 

 明日も全力。