ニワトリが先かタマゴが先か・・・

「ニワトリが先か、タマゴが先か」

どうどう巡りを起こしてしまうような状況に陥った時に使われる言葉・・・だそうです。

タシカニィ~~ッ!(笑)

「はじめて教室」の方で、それと似たような状況が少しオキテイマス。

さしずめ「洋裁教室が先か、パターン教室が先か」

・・・と、言ったトコロでしょうか!?(笑)


私の個人的な考えとしては・・・「洋裁教室が先です(笑)」

作業の手順で言えば「縫製」より「裁断(パターン)」が先になりますが、

その「裁断(パターン)」の目的は二つあります。

一つは「目指す服の形(デザイン、スタイル)を作る」

もう一つは「目指す形(デザイン、スタイル)に組み立てられるようにする」

・・・かな!?(伝わりましたか?(苦笑))

皆さんのお話を伺っていると、パターンを習いたい目的は・・・

やはり!!・・・

一つ目の「目指す服の形(デザイン、スタイル)を作る」が重要ポイント!

・・・に、なっているようです・・・それはそうですね!(笑)

雑誌に載っているような洋服、自分で着たいと思ったスタイル・・・

「この生地で、あの雑誌に載っていたワンピースを作れば素敵にナルワァ~~ッ!!」(笑)

自由自在にパターンを作って、どんどん作れるようになれば楽しいに決まっています!(笑)

なんですがぁ~・・・。

私の優先順位は・・・

1「目指す形(デザイン、スタイル)に組み立てられるようにする」

2「目指す形(デザイン、スタイル)を作る」・・・です。

どんなに「カッコイイ!」「カワイイ!」デザインを考えても、

物理的に組み立てられなかったら意味がありません。

「洋服の構成」「組み立て方」を、知った上で

パターンの勉強をするのと、知らないで勉強するのとでは

学んだ事に対しての吸収力が違ってくると思います。

なにも「洋裁教室に行かないといけない」と言っている訳ではなく・・・

見よう見まねでも良いです。

雑誌の付録のパターンを使って「ウエストゴムのスカート」を作った・・・とか

本に載っている「囲み製図」で子供のシャツを作ってみた・・・など。

多少なりとも「洋服の構成」「組み立て方」を知っていた方が

パターンの勉強をした時に・・・

「あっ!?あの時のカーブはキツ過ぎたんだ!」

「この前のは、ココをこっちと繋げたから変だったんだぁ」・・・など

今現在、やっている「パターンの勉強」と対比出来るモノがあった方が良いと言う事です。

事実、私も「パターン教室」を開くにあたり・・・

世間のパターン教室(プロを対象)とはドンナモンゾヤ?

初めてパターンの講習会に通いました。今から4年程前の事です。

その時、私自身25年の職歴を持っていましたが・・・

聞く事、全てが「目から鱗」(笑)感動!感心!の連続でした。

好都合にも「25年の職歴」を持っ行ったのが良かったんだと感じています。

「先生のお話と対比出来るモノ」を抱えきれないほど、その時持っていたと言う事です。

ちなみに、その時勉強した事は、立体裁断で「原型」デス。(笑)

「原型」の話を、感動!感心!出来るぐらいの話として聞けたのは

25年かけて、先生の話を咀嚼しながら聞ける力も身に付けていたのかもしれませんね。

作業の手順としては「裁断(パターン)」「縫製」ですが・・・

まずは「洋服の構成」「組み立て方」を知る事です。

プロ並みの「腕」は、いりません。

「ドコとドコがくっ付くのか?」「ココと同じ長さになるのはドコなのか?」

簡単なスカート、衿なし袖なしのブラウスでも良いです・・・

テーラードジャケットなんか縫えなくて良いです。

「今の自分と付き合いやすいアイテム」の仕組みを知るだけでも

パターンの勉強へ進んだ時に、目指すモノが具体的になり問題点も明確になると思いますよ。

パターンの勉強をする前に、まずは勉強した事をドンドン吸収できる

「高級なスポンジ」に、自分自身になる事です。(笑)

「洋裁教室が先か、パターン教室が先か」・・・「洋裁教室です(笑)」

 

 明日も全力。