パタンナーの本当「価値」

(仕事 Patterner)

「就活」と言う言葉とは、とんと、無縁となりました。

「CADが使える」必須の所が多いみたいですね。

確かにCADは早くて便利!そして絶対に間違えません。

でも、それはオペレーションしている人の「指示」に対して・・・です。

そこを履き違えてはいけませんよね。

指示を出している人が間違えれば出来てくるものも間違ってます。

パタンナーは「企画」と「縫製工場」の橋渡しの役目も担っていると思います。

「企画」の思いを汲み取って「縫製工場」にその思いを伝える。

私も100%出来ているわけではないですが、気が付いているつもりではいます。

 

CADで「あっ!」と言う間にパターンを上げて、大急ぎで荷物にして・・・

「佐川急便」に「おねがいしますぅ~!!」・・・(笑)

「工場」に寸法の合わないパターンを出していませんか!? 大丈夫ですか!?(笑)

自分がひいたパターンで「仕事をする人がいる」と言う事を忘れてはいけませんよね。

「早くて便利」にも背中合わせで「不都合な事」もある事。

「遅くて不便」にも背中合わせで「都合の良い事」もある事。

・・・知っていないといけない事です。

「手作業」のいい所はCADと比べて時間をゆっくり使っている分

「あれ?こうじゃない!」とか「これじゃ、ダメじゃん!」・・・そんな感じで

作業の途中で「ミス」に気付かせてくれる「隙(すき)」があると思います。

 

私自身、出力後 紙のパターンをチェックすると

「アッ!?」・・・と気付く事があります。

紙パターンを直して、データも直す。 そんな事ちょいちょいあります。

右手にシャーペンを持ち、左手に定規を持ってCADに負けないぐらいの

1.0cmピッチの平行線を10本書けますか?(笑)

CADがなくても「私、出来ます!!」と言いたいですよね。

もちろん!私自身も!・・・です。

CADが使える事は大変いい事ですが・・・

パタンナーとしての本来の「価値」を見失わないようにしたいと思います。

 

 明日も全力。